仕組預金を取り扱う銀行は増えていますが、その運用方法や満期時の払い戻し方法も金融機関によって異なります。

銀行の仕組預金は、個人向けには2004年(平成16年)4月に新生銀行が発売したのが最初です。現在では、その他、住信SBIネット銀行、あおぞら銀行など、仕組預金を扱っている金融機関は増えています。
どの銀行の仕組預金も同じというわけではありません。仕組預金に組み込む金融派生商品(デリバティブ)も運用方法も満期時の払い戻し方法も、銀行によって異なるからです。
銀行の仕組預金のうち、比較的なじみやすいのは、満期特約型仕組(マルチコーラブル)預金でしょう。この仕組預金は、最大満期をあらかじめ決めておき、その範囲で銀行が満期を短縮する権利を持っています。満期を出資者が決められない代わりに、銀行の定期預金よりも高い金利を得られます。仕組預金の中では、基本的に元本割れするリスクは少ないとされている商品です。

また、住信SBIネット銀行では、元本通貨変動型仕組預金(愛称:コイントス)を扱っています。これは、為替レートが変動し、その変動が落ち着いたところで、預けた通貨(例えば円貨)が別の通貨(外貨=特約通貨)に切り替わって償還される特約がついた仕組預金です。その代わり金利はかなり高い(円貨支払い)です。つまり、出資者は為替のリスクを負い、リターンを銀行に渡す代わりに高金利を円で受け取る仕組預金です。